ヘパリン


◆ヘパリンの特徴

アンチトロンビンを活性化して、活性型

凝固因子を直接阻害する働きがあります

血小板の凝集を完全には抑制できない

欠点もあります。   

 

◆主な検査項目

血液ガス、細胞性免疫機能検査、

染色体検査 など。

 

*細胞性免疫検査 例

T細胞・B細胞比率、リンパ球幼若化検査

薬剤によるリンパ球刺激試験、

リンパ球サブセット検査、

白血球タイピング検査 など。

 

活性型凝固因子とは?

活性化された凝固因子で、

トロンビン(FIIa)、

活性型第X因子(FXa)、

活性型第IX因子(FIXa)等があります。

*aは活性の意味

 

検査目的以外の用途

ヘパリンは抗血栓剤として、治療用とし

ても使用されています。又、血管確保時

の静脈ライン内の血液凝固防止にも使用

されています。

ルート内にヘパリンナトリウムを注入し

血液の凝固を防止することを、ヘパリン

ロック(ヘパロック)といいます。

*生食ロックもあります。

最近では、安全性などの面から生食ロック

が選択されるケースも増えている様です。


◇参考文献

書籍

今日の臨床検査(南江堂)p2~p9 p82~p98 p56~p62

エキスパートナース 新・検査マニュアル(小学館)p106

医学大辞典(医歯薬出版株式会社)

エキスパートナース「最新基本技術AtoZ(小学館)p174~p179

 

インターネット

//ja.wikipedia.org/wiki/抗凝固薬

//ja.wikipedia.org/wiki/ヘパリン