洞停止(どうていし)


洞結節の機能障害。

洞結節の刺激が発生しない状態で心拍が抜けることになります

散発性の場合と永続性の場合があります。

脈拍は回数が極端に少なくなり、不規則になります。

心電図ではP波の間隔が不規則で補充収縮が見られたりします

P-P間隔が極端に長くなります。

洞(結節)機能不全症候群のⅡ型に分類される徐脈になります。

洞房ブロックとの鑑別が困難ですが、洞房ブロックの場合の

R-R間隔は整数倍になりますが洞停止の場合はP波が不規則

なため、整数倍にならないことが多いとされています。

 

洞結節の電気変化はとても小さいため、心電図には記録されません。

 


◇参考文献

書籍

「最新医学大辞典」医歯薬出版株式会社 徐脈性不整脈 p685

洞(性)徐脈 洞性不整脈 洞(性)調律 洞(性)洞停止 p1013 洞停止 p1013

「心電図・ナースのためのワークブック」金芳堂 p6~p11

「ナース必携心電図マニュアル」小学館 p92~

「ナース必携最新基本手技AtoZ」EXPERT・NURSE 保存版 小学館 p118~

 

インターネット

ウィキペディアHP

http://ja.wikipedia.org/wiki/徐脈